すべては日々の積み重ね、院長の堀です。

みなさんは背骨の側弯という状態をご存知でしょうか?
側弯とは読んで字のごとく背骨が横方向に湾曲している状態を指します。
中高生の身体測定で見つかり、まずは整形外科等にかかることになります。

対処としては基本は3カ月から半年ペースでの経過観察。
状態が進行するごとに25度で装具を付けて矯正。
胸椎で50度、腰椎で40度を超えると手術の適応となります。
また成長期に入ると一気に進行してしまうこともあり、半年後に経過を見てもらったら大幅に進行していたという例もあります。

背骨の側弯は先天性と言われる遺伝子の問題は珍しく、どちらかと言えば後天的な生活習慣によるものがほとんどです。
とういことは原因となっている生活習慣がわかれば対処できるということです。
どんな生活習慣が影響するかというと、
・食卓の配置によって体を捩じる必要がある
・足を組む癖やお姉さん座り、横座りをするため骨盤が歪んでいる
・勉強の時に体を傾けて文字を書く
・左右非対称の動きをするスポーツをやっている
など様々です。
また癖については本人が気づいていないことも多いため体の状態を見ていく中でもしかしたらこれかもというものが見えてくることも。

側弯は放っておいても進行する可能性しかありません。
今は特に不調がなくても、いずれ歪みが増大して、
・疲れやすい
・呼吸が苦しい
・お腹の不調
・背中や肩首のコリ
・腰痛
・片目だけ見えにくい
など様々な不調を引き起こす可能性があります。

また一人ひとり体の使い方が違うため、同じ側弯でもパターンがあります。
自分のパターンに合った対策は何か?
気になった方は是非ご相談ください。